交通事故に強い広島の弁護士の徒然日記

是枝裕和「万引き家族」を鑑賞して

先日、カンヌ映画祭で最高賞を受賞した

 

是枝裕和監督作品「万引き家族」

 

を鑑賞してきました。

 

 

 

 

 

本来は家族ではない人間同士が、それぞれの理由から

一つの家族として同居し、その中で食料品などを万引きなど法を

犯してでも生きていく様を物語にしています。

 

血はつながっていないとは言え、見方によっては時には本当の家族

以上の絆の中でつながっていく人間模様が深く描かれていました。

 

私も刑事事件などで、経済的困窮から食料品を万引きされた方等々、

映画の家族と同様に問題に直面しながら犯罪を犯してしまった人の

弁護などをさせていただいております。

 

その様な方が出廷する刑事裁判の中で、弁護士、検察官、裁判官が被告人に

投げかける言葉は、正直陳腐です。場合によっては被告人の人生に本当の

意味では何らの足しにならない言葉が飛び交うことが法廷ではあります

(自戒も込めて)。

 

是枝監督の映像表現は、法曹関係者も学ぶべきものがたくさんあると

感じました。是枝監督は真剣に弱者に向き合っているし、弱者に優しい。

 

色々考えさせられました。

 

 

 

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日本ボクシング検定2017を受験してきました

昨日、大阪にて

 

日本ボクシング検定2017・2級

 

を受験してきました。

 

この検定はボクシングの知識に関する検定で、過去wowowの会員のみが

受けられるものが2回実施されている様です。

 

今年より初めて誰でも受験できるようになったとのことで、長年のボクシング

ファンである私も腕試しに受けてみよう!ということで家族の了解も得て昨日

受験してきました。

 

試験は2級と3級のみの実施で(将来的に1級ができるのでしょうか?)、

 

せっかくなので一番難しい2級にチャレンジしてみました。

 

実は、事前に公式HPで2級、3級共に、模擬問題が公表されており、

これを解いてみたら9割近く正解していたもので、

 

100点中70点の合格ライン

 

は間違いなくクリアできるものと思って挑みました。

 

しかし、実際は超難解問題の連続に四苦八苦…

 

問題は

.椒シングの競技ルール規則

国内ボクシング 歴史・記録

3こ哀椒シング 歴史・記録

て本選手

コこ袷手

 

の5ジャンルから合計100問を60分で回答するというもの。

 

問題を一部紹介すると…

 

[問題]

試合中にAとBの有効なパンチが同時にヒットして両者ともダウン。

両選手とも10カウント以内に立ち上がれなかった場合、結果は

どうなる?

^き分け

⇔昭圓箸癸烹鷲蕕

L妓試合

の昭圓箸癸烹肋,

[答え]

 

 

[問題]

辰吉丈一郎のプロデビュー戦が行われた会場は?

ー藐市体育館

大阪城ホール

B膾緝槊体育会館第2競技場

づ豕ドーム

[答え]

 

 

[問題]

アメリカ出身の4人の世界ヘビー級王者を王座獲得の早い順(時代)

に並べるとどうなる

.蹈奪ー・マルシアノ、ジョー・ルイス、マイク・タイソン、モハメド・アリ

▲献隋次Ε襯ぅ后▲蹈奪ー・マルシアノ、モハメド・アリ、マイク・タイソン

モハメド・アリ、ロッキー・マルシアノ、ジョー・ルイス、マイク・タイソン

ぅ泪ぅ・タイソン、ジョー・ルイス・モハメド・アリ、ロッキー・マルシアノ

[答え]

 

 

[問題]

1985年のマービン・ハグラー(アメリカ)対トーマス・ハーンズ

(アメリカ)、87年のハグラー対シュガー・レイ・レナードは同じ

レフリーが試合を裁いたが、それは誰?

.肇法次ΕΕークス(アメリカ)

▲螢船磧璽鼻Ε好謄ール(アメリカ)

カルロス・パディーリャ(フィリピン/アメリカ)

ぅ潺奪繊Ε魯襯僉璽鵝淵▲瓮螢)

[答え]

 

 

いかがでしょうか。多分、普通にボクシングをテレビで見ている方は

何のことやら分からないと思います。

 

が、これは全体の問題のレベルからすれば、序の口レベルでした。

 

かなり難しい試験でした。

 

将来1級が出来たら、どんな問題が出題されるのでしょうか…?

 

 

 

 

 

 

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東京電力の元会長らの刑事裁判 「争点」と「重要事実」は何か?

昨日、東京電力株式会社(現東京電力ホールディングス)の

元会長らの刑事裁判が始まりました。

 

「全員無罪主張」と報じられています。

 

「想定外では済まされない」県民の声

原発事故初公判(福島民報社

 

原発事故初公判 東電元会長ら3人、無罪主張

「予見は不可能」東京地裁(産経新聞

 

既に、報じられている様に、この刑事裁判でも大きな争点の一つは、

 

「福島第一原発の敷地高を超える大津波が来ることを元役員らが予見できたのか否か」

 

ということで、現在全国各地で行われている集団訴訟(民事)と共通しています。

 

現時点で政府・政府の両事故調査委員会の調査結果で分かっていることは、

 

平成20年6月頃には

 

東京電力内部で、文部科学省が設置した

 

地震調査推進本部が平成14年に発表した「長期評価」

という地震予測

 

に基づいて、

 

福島第一原発の敷地に最大15.7mの大津波が襲来

 

することを計算し、当時の幹部に伝えられていた。

 

ということです。

 

東京電力は上記「長期評価は当時、考慮に値しない、信用性のない地震予測である」

 

と全国各地の民事裁判で主張しています。

 

しかし、検察審査会を構成する市民の方が、

 

平成20年3月20日に実施された東京電力の「地震対応打合せ」にて、耐震バックチェック

の中間報告書の提出に伴うプレスリリースに関して策定された

 

「想定問答集」

 

の中に

 

耐震バックチェックの最終報告書で

「長期評価」を考慮する

 

と記載され内部的にこれが了承されたことを見つけています。

 

※政府・国の両事故調査委員会や検察庁が気づかなかったこの想定問答集の記載を

 一般市民が見つけたということは、本当に凄いことだと思います。

 

つまり、東電は大津波の計算の根拠となる「長期評価」を信用に足る地震予測と考えていたこと

がわかります。

 

これでも、大津波が来ることを予測できないと言えるのか…

 

この刑事裁判で、仮に元役員が無罪となるのであれば、地震予測や津波の予測について

 

完璧な予測方法など現時点でも確立されていませんから、原発事故が起こっても刑事上の責任は

 

誰も負わなくてもいいということになりかねません。

 

今後の刑事裁判には注目しています。

 

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「復興ストレス〜失われゆく被災の言葉〜」の紹介

 

昨日、福島市在住の科学ライターである伊藤浩志さんの

 

復興ストレス〜失われゆく被災の言葉〜

 

という本を拝読いたしました。

 

この本には「福島第一原発事故で被災した方の不安が何故消えないのか」

という命題を

\己学的合理性、脳神経科学、2奮悒螢好評価の限界

 

という複数の視点から見ています。

 

視点の根底には、「放射線被ばくをめぐる不確実性」があり、

これまで私が原発被災者を見て感じてきたことのすべてがこの本にありました。

 

「科学はそもそも中立ではない」

「科学者のリスク認知もバイアス(一定の方向を持った偏り)がかかっている」

 

という視点を書かれていることに関しては、

 

福島第一原発事故で健康被害なんて絶対に出ないよ!と言っている専門家の方

福島第一原発事故で健康被害は絶対に出る!と言っている専門家の方

 

両方に読んでいただきたいと思います。

 

そして、この本を読めば、国や電力会社が

「正しい放射線の知識を持てば、不安はなくなる」

「不安を覚えている人は非科学的な人間であり、不合理である」

とすることがいかに乱暴な議論なのかが分かります。

 

福島在住でこのような本を書かれている方がいることを知り、非常に感銘を受けました。

 

 

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映画「FAKE」を観覧して

昨日、横川シネマで広島での初日を迎えた

 

映画「FAKE」

 

を観覧してきました。

 

 

監督はオウム真理教側でのドキュメンタリー作品「A」の監督

でもある

 

森達也監督

 

2014年に世間で騒がれたいわゆる佐村河内守氏・新垣隆氏両名

によるゴーストライター騒動を佐村河内守氏側に立って撮影された

ドキュメンタリー映画です。

 

今年に入って映画評論家を対象に行われた試写で、かなり反響があった

ことが報じられていたため、私も前々から興味があり、昨日横川シネマで

森監督のトークショーもあわせて行われるということ聞き、早速観覧して

まいりました。

 

この映画は、決して佐村河内守氏を全面的に擁護するものではありませ

んが、新垣隆氏をある意味英雄視し、半面佐村河内氏を一方的に陥れる

マスコミ報道に一石を投じる内容です。

 

特に、映画全般を通じて観客が佐村河内氏に対してずっともち続ける

「ある疑問」に対して映画の終盤に森監督が仕掛ける「ある提案」に応じる

佐村河内氏の「ある行為・作業」を見ると、少なくとも新垣隆氏の事件

発覚後のマスコミに対する説明に大きな疑念が出ます。

※最後の12分のシーンは「話さないでください」ということらしいの

 でこういう表現でしか書けずすいません。

 

分かりやすい結論・文脈でしか報じられないマスコミ報道の本質は何か?

そして、ゴーストライター騒動に限らず、物事を白黒で簡単に二分化している

のはマスコミではなく、国民なのではないか。

 

そんなことを考えさせられる作品でした。

 

なお、映画の最後のシーンでの佐村河内氏に対する森監督の「ある一言」

は、一気に疑問が解決した観客を再度一気に疑念に引きずり戻します。

 

が、最後のトークショーで森監督に質問させていただく機会があり、その

疑念は考え過ぎだったようです。

 

とにかくすごい作品でした。主要な劇場では公開されないようですが、

横川シネマのお近くにお住まいの方は是非見てください。

 

凄い。

 

※映画評論家の町山智弘氏の解説です。

 

 

 

 

 

 

 

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