交通事故に強い広島の弁護士の徒然日記

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スポーツ選手の違法賭博に対する処分の難しさ

先週から報じられているニュースです。

バドミントン 桃田選手 違法賭博で厳罰処分(日刊スポーツ)

バドミントンの桃田選手は、東日本大震災時、福島県の富岡町にある高校にいたことで、原発事故で
避難を余儀なくされた方です。原発被災地にとっては、希望の星であったことは間違いありません。

が、今回、闇賭博で賭博行為をしていたということで、リオオリンピックには出場できなくなりました。

この処分については、異論もあるようです。

北村弁護士、日本バド協会に苦言「すべてを奪うのは酷」
尾木ママも…(スポニチアネックス)


どの様な処分が妥当なのかは、本当に難しいと思います。

が、この問題を語るときに、

「違法賭博をしている人間が、『賭けの対象となること』をしているか否か」

は十分に考えなければなりません。

参考
八百長の疑いで50人以上逮捕 イタリアリーグ約30クラブ関与(共同通信)
世界20位以内経験者も対象へ テニス八百長疑惑(日刊スポーツ)

スポーツ選手は、特に欧州サッカーを中心に、毎年のように八百長疑惑の報道がなされています。
八百長の原因はさまざまですが、少なくともスポーツ選手が八百長に加担するきっかけの一つに

スポーツ選手が闇社会の人間に「弱み」を握られる

ということがあると思います。

違法賭博にスポーツ選手が関与するということは、まさに弱みを握られることを意味しています。

そして、オリンピック競技は、日本では別として海外のブックメーカーでは賭けの対象となっています。

スポーツ選手が闇賭博で賭博行為をすれば、それだけで

八百長を疑われる、競技の公正性を疑われる

ということを深く考えなければならないはずです。

一般人が違法賭博に関与するのと、スポーツ選手(特にプロスポーツ、五輪スポーツ選手)は

ファンからその競技の公正性を疑われる、八百長を疑われる

ということを肝に銘じなければいけないのです。

当然、バドミントン協会の今回の処分には、この点が十分に考慮されていると思います。

スポーツ選手の闇賭博関与、ひいては反社会的勢力との繋がりは、これからもっと厳しい目で
見られる時代が来るのではないでしょうか。

 
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