交通事故に強い広島の弁護士の徒然日記

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ネットの中傷記事転載は名誉毀損 東京高裁

一昨日に出ていた記事です

ネットの中傷記事転載は名誉毀損 東京高裁(←記事を見られる方はクリック)

要するに,
インターネット上にもともと誰かが書き込んでいた名誉棄損記事を
コピー&ペーストしたとしても,コピー&ペーストをして名誉棄損記事
を拡散させた者も,名誉棄損の責任を負う可能性が高いですよ

という判決を東京高裁がしたというものです。

「ネット上で誰かが書き込みしたものなんだから転載した私には責任はない!」
という主張は一切通りませんよ!ということを確認した判決で,特にSNS
サービスを頻繁に利用し情報を発信している一般人にとっては,

安易に書き込みを転載しないように!

と警鐘を鳴らす判決です。

インターネット上のコピー&ペーストによる転載記事に対する名誉棄損の初めての
判断ということですが,もともと新聞や雑誌などの,

「芸能人Aは女性関係が激しい,と業界関係者は証言」

とか

「建設会社Aが談合をおこなったとロイター通信が報じた」

などのいわゆる「伝聞記事」が名誉棄損になることは,過去の裁判例で一貫して認め
られてきたことなので,この高裁判決はある意味当然の判断だと言えます。

ちなみに,名誉棄損の裁判例を調べていると,

ロス疑惑で有名になった三浦和義氏が原告となって勝ち取った判例が散見されます。

三浦和義氏は,過去の刑事裁判について色々世の中で議論になっていましたが,少なくとも
日本の名誉棄損の被害者にとっては,非常に意味のある判決を沢山とっていることも事実で,
彼が名誉棄損の民事裁判で多数の勝訴判決を得たことで,マスコミの報道の在り方に
一石を投じているのです。

余談でした。

 
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